バルト三国旅行記 :: 9日目 (2003/7/24 Thu)

赤レンガの古城、トゥラカイ城へ (Vilnius → Trakai)

朝6時頃、クライペダから夜行列車でヴィリニュスに到着。
ヴィリニュス駅はタクシーの客引きが多くてうざい。
駅から近いショペノ・ホステル(Sopeno Hostel)へ。
インターホンを押すとドアを開けてくれる。
結構空いていたので、すんなりとベッドを確保。
荷物を置いて、バスターミナル(Autobusu Stoties)へ向かう。

トゥラカイ(Trakai)へ行くためにバスターミナルを探したのだが、駅前は市内のトローリーバス乗り場しか無い。
長距離バスのバスターミナルは少し奥へ行ったところにある。
バスでヴィリニュスからトゥラカイへ。約30分ほどで到着。
トゥラカイのバスターミナルの向かいの広場はちょっとした市場になっていた。

トゥラカイのバスターミナルからトゥラカイ城(Traku Salos Pilis)へ歩いていく。
ルコス湖(Lukos Ezeras)側のカライム通り(Karaimu)を歩いていく。
途中、半島の城址(Traku Pusiasalio Pilis)に立ち寄る。
その後、お土産物屋で埋め尽くされた道を通ってトゥラカイ城に到着。
湖上の島に築かれた赤レンガの古城は非常に美しい。


トゥラカイ城を囲む湖面にいた白鳥の親子。


トゥラカイ城から今度はトトリシュキュウ湖(Totoriskiu Ezeras)側のヴィタウト通り(Vitauto)を通ってバスターミナルへ戻る。
途中にあったカフェで昼食。少数民族カラメイの民族料理、キビナイ(Kibinai)を食べる。
キビナイは木の葉型の羊肉のパイ。さくさくとして美味しかった。
バスターミナルに戻り、ヴィリニュス行きのバスの時刻を確認し、バスターミナル周辺を探索。

バスでヴィリニュスに戻る。
旧市街へ歩いていく。
旧市街の入り口の一つ、夜明けの門(Ausros Vartai)。
門は小さな礼拝所。ここにある聖母のイコンは奇跡を起こす力があると信じられている。
壁一面の銀細工と人々の信仰心には驚かされる。
夜明けの門周辺は人々の中では教会と同じなので、門をくぐるときは帽子を脱ぐのがマナー。


夜明けの門の近くにある聖霊教会(Sv.Dvasios Cerkve)。
リトアニアにおけるロシア正教の中心的教会らしい。
ロシア正教の教会の内装は非常に派手なものが多い。


大聖堂(アルキカテドゥラ Arkikatedra Bazilika)。ヴィリニュスの中心的教会。
大聖堂の内部は修復中だった。大聖堂の鐘楼は少し傾いている。。。
鐘楼の近くには独立運動時(1989年)の「人間の鎖」の基点となった場所があり、1枚の敷石に Stebuklas(奇蹟)と書かれている。
この上で時計回りに回りながら願い事をすると願いがかなうらしい。
ひっそりと分かりにくい場所にあるが、人が少し集まっているので見つけることは簡単。


大聖堂の東側の公園を抜け、丘を登っていく。
丘の上にはゲディミナス城(Gedimino Pilis)とゲディミナス塔(Gedimino Bokstas)がある。
塔の上は展望台となっており、ヴィリニュスのパノラマを眺めることができる。


旧市街を通って一旦ユースに戻る。
シャワーを浴びて少し休憩。
近くに安いネットカフェがあるというので行ってみる。
きちんと日本語も表示され、比較的あたらしいPCが置かれていた。
大学から復学届を提出しろというメールが入っていたので、PDFで添付されていた復学届を印刷。
日本語がプリンターから出力されたのを見て、ネットカフェの店員さんが驚いた顔をして興味深そうに 周りの人々と話していたのが面白かった。

夕食を近くのレストランで食べ、ユースに戻り、他の外国人旅行者と情報交換をした後、 今日は早めに寝る。

10日目へ続く

旅行記

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