バルト三国旅行記 :: 8日目 (2003/7/23 Wed)

世界自然遺産、クルシュ砂州へ (Klaipeda → Curonian Spit)

朝、ユースをチェックアウト。
荷物をユースに預け、スミルティネ(Smiltyne)行きの船に乗るために旧市街(Senamiestis)の船着場へ向かう。
船は結構混雑しているが、出発するとすぐにスミルティネに到着。
スミルティネはクルシュ砂州(Curonian Spit)の先端。
地元の人々は民間伝承にちなんでネリンガ(Neringa)と呼ぶ。
クルシュ砂州はクライペダからロシアのカリーニングラード州まで約100kmに渡る岬。

スミルティネから砂丘のあるニダ(Nida)行きのバスに乗る。
ニダはクルシュ砂州の中心の町。
人気の観光スポットだけあって、バスは満席。
人数が集まれば、タクシーをシェアしてニダへ行くほうが早くて安いようだ。

バスターミナルから南へ向かい、ナグリュウ通り(Nagliu)を通り、突き当りの湖畔に沿って歩いていくと 砂丘(Parnidzio Kopa)に辿り着く。
湖畔沿いの松林の小道を通り過ぎ、階段を登っていくと急に視界が開け、トーマス・マンが「北のサハラ」と 呼んだ砂の大地が広がっていた。


遊歩道を歩いていく。靴を脱いで、裸足で砂丘を歩いてみる。
砂が気持ちいい。前日が雨だったので、砂に少し水分が残っていた。
どこまでも砂が続いているような世界だった。
この先にロシアとの国境があり、国境から約1km手前から先は立ち入り禁止となっている。


砂丘からニダの中心街へ戻り、昼食を食べる。
その後、レンタルサイクルで自転車を借り、バルト海のビーチへ行ってみる。
途中の郵便局で絵はがきを出す。
バルト海へは距離的には2kmなので大したことはないのだが、途中、峠を越えなければならず、結構疲れた…。
バルト海は綺麗なビーチが広がっていた。
少し眺めた後、ニダに戻る。
スミルティネ行きのバスの時間になったので、バスターミナルへ行き、バスでスミルティネに戻った後、 スミルティネから船でクライペダに戻る。

クライペダの船着場からクライペダ駅に行き、ヴィリニュス(Vilnius)行きの夜行列車の切符を購入。
夜行まで時間があったので、クライペダで夕食を食べて時間を潰す。
夜行列車の寝台は普通に清潔で広かった。
寝台では、おばあちゃんと同室になった。変な東洋人と同室になってとても不安だっただろうと思う。

車掌さんが枕とシーツを持ってくるが、有料らしく、同室のおばあちゃんは借りていたが、私はよく分からず 借りることができなかった。。。
寝袋があったので、特に問題はなかったのだけど、夜行列車の寝台で枕とシーツが有料だったのは初めてだ。

明日の朝、リトアニアの首都、ヴィリニュスに到着予定。

9日目へ続く

旅行記

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