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『Hello, World』チュートリアル(3/8)

新しい Androidプロジェクトの作成

AVDを作成後、Eclipseで新しいAndroidプロジェクトを作成していきます。

  1. Eclipseで、「ファイル」→「新規」→「その他」を選択します。

  2. ADPプラグインがきちんとインストールされていれば、「Android」という名前のフォルダの配下に「Androidプロジェクト」が表示されているはずです。(既に別のAndroidプロジェクトを作成済の場合は、「Android XML File」も表示されていると思います)
  3. 「Androidプロジェクト」を選択し、「次へ」ボタンを押します。

  4. hello_world_0.jpg

  5. 「新規Androidプロジェクト」の画面を以下のように埋めます。



    • プロジェクト名:HelloAndroid

    • ビルドターゲット:Android 2.1-update1

    • アプリケーション名:Hello, Android

    • パッケージ名:com.example.helloandroid

    • Create Activity:HelloAndroid


    「完了」ボタンを押します。

    hello_world_1.jpg

    各入力項目の説明は以下の通りです。


    プロジェクト名
    Eclipse上のプロジェクト名です。

    アプリケーション名
    Androidアプリケーションの名前になります。
    この名前はAndroid端末で表示される名称になります。

    パッケージ名
    ソースコードが属するパッケージの名前空間です。(Java言語のパッケージ名と同じ命名規約に従います)
    今後作成されるサブアクティビティも、本パッケージ配下に属します。
    このパッケージ名は、Androidの使用しているものとは別なユニークな名前にするひつようがあります。
    上記の例で使用している「com.example」名前空間は、例で使用するために予約されている名前空間です。
    そのため、自分自身のアプリケーションを開発する際は、適切な名前空間に変更する必要があります。

    Create Activity
    プラグインで作成されるスタブクラスの名称です。
    これは、AndroidのActivityクラスのサブクラスになります。
    ActivityクラスはUIを作成し、ほとんど全ての場合において、アプリケーションの基本構成となります。

    Min SDK Version
    アプリケーションが必要とするAPI レベルの最小値を設定します。

    その他項目
    「デフォルト・ロケーションを使用」のチェックボックスは、プロジェクトが保存される先を指定します。
    「ビルド・ターゲット」はアプリケーションがコンパイルされるAndroidプラットフォームのバージョンを指定します。(Min SDK Versionを指定した場合は、自動的に設定されます)

    「ビルド・ターゲット」に「Android 1.1 platform」を選択した場合、Android 1.1 platform ライブラリでコンパイルされます。Android1.5 環境で作成したAVDを起動した場合、コンパイル環境は一致しません。Androidアプリケーションは上位互換であるため、Android1.1環境のライブラリは通常、Android1.5環境で実行可能です。逆は実行不可です。

以上で、Androidプロジェクトの準備は完了です。
左側ペインのパッケージエクスプローラーに「HelloAndroid」プロジェクトが表示されていると思います。
「HelloAndroid」プロジェクト内の、「src」→「com.example.helloandroid」→「HelloAndroid.java」を開くと以下のようなファイルが自動で生成されていると思います。

package com.example.helloandroid;

import android.app.Activity;
import android.os.Bundle;

public class HelloAndroid extends Activity {
/** Called when the activity is first created. */
@Override
public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.main);
}
}

このクラスはActivityクラスを継承しています。
Activityクラスは、アクションを実行するためのアプリケーションとなります。
Androidアプリケーションは、多くのアクティビティから成る場合もありますが、ユーザが操作できるのは、一つのアクティビティのみです。

onCreate()メソッドは、Androidシステムがアクティビティを呼び出した際に開始されるメソッドです。
onCreate()メソッドでは、初期化とUIのセットアップを行う必要があります。

次に、コードを修正します。

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