ロカ岬を目指す旅 :: 5日目 (2003/8/5 Tue)

ロカ岬 (Cabo de Roca)

早朝、ホテルを出てリスボン・ロシオ駅に向かう。
ロシオ駅はホテルのすぐ近くだった。
駅でシントラ行きの列車のチケットを購入。
ヨーロッパにしては珍しく自動券売機があったので、それで購入してみた。


約40分で列車はリスボンの北西にあるシントラ駅に到着。
シントラ駅のツーリストインフォで地図をもらい、ロカ岬へ行くバスの時刻表とバス停の場所を尋ねる。
ロカ岬行きのバスは1時間半に一本程度しかないようだ。

9:00発の403番のロカ岬経由カスカイス行のバスに乗ったのは10人程度。
しかし、ロカ岬まで乗っていて降りたのは、私を含めてたった3人だった。
ロカ岬行きのバスは赤レンガの屋根の家々に囲まれた狭い道をクラクションを鳴らしながら通っていく。

バスはロカ岬の灯台前に停車。
ユーラシア大陸最西端であることを示すモニュメント。


ポルトガルの国民的詩人ルイス・デ・カモンイスの言葉 "AQUI... ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA..." 「ここに地終わり、海始まる」が刻まれている。


一応、記念撮影。


ヨーロッパ最西端到達の証明書。


ロカ岬はちょっと霧がかかっていたが、時間が経つにつれ晴れてきた。
観光客が全然いない最西端の地だったが、大型バスが到着してツアー客が大勢押しかけてきた。
ツアー客は来たかと思うと脱兎のごとく消えてしまった。

再びバスに乗ってシントラの駅に戻る。
そのままリスボンに戻るのももったいないので、地図に書かれていたシントラの王宮に行ってみることにした。
行く途中にあったムーアの泉の水で体を冷やし、王宮まで歩く。
王宮は白い大きな円錐の煙突が二本立っているのが特徴。


シントラの王宮の上から眺めたシントラの街並み。
緑の木々と赤レンガの屋根のコントラストが美しい。


王宮近くのレストランで遅い昼食を食べた後、シントラの駅に戻り、リスボン行きの列車に乗り込む。
リスボンに戻る列車の中で明日以降、どうしようかと考えていたが、結局、パリに戻ることにする。

リスボン・ロシオ駅に到着後、地下鉄でリスボン・オリエンテ駅に行く。
リスボンの地下鉄は自動改札。切符の購入の自動券売機。しかも購入時にコインだけでなく紙幣も使用可能。
パリとは違って近代的な地下鉄だった。規模は小さいけど。

リスボンからパリにはバスで帰ってみようと思い、Euro Lines のオフィスでバスのチケットを購入。
パリまで27時間ほどかかるらしい。う〜ん…。
リスボン・オリエンテ駅のバス・ターミナルには Euro Lines 以外にも多くのバス会社があり、値段はほとんど変わらないが、マドリッド観光が途中でできるものなど、オプションに違いがあるようだった。

オリエンテ駅構内のおみやげ物やなのどを見た後、地下鉄で再びロシオ広場に戻る。
ロシオ広場の近くのレストランで夕食。

6日目へ続く

旅行記

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