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2 日目 (2007/9/22 Sat)

□ 旧帝国ロシアの首都、サンクト・ペテルブルグ (Helsinki → St.Peterburg)

早朝、ホステルをチェックアウト後、ヘルシンキ中央駅に向かう。
7時前なので、あたりはまだまだ暗い。

7時過ぎに駅のホームに到着。


ヘルシンキとサンクトペテルブルグを結んでいるシベリウス号。
シベリウス号はフィンランド国鉄所有の列車のため、他のヨーロッパ諸国の鉄道のように近代的。

列車は結構混雑していた。フィンランド人の団体旅行者が同行しているようだ。
しばらく列車に乗っていると、ロシア入国のための入出力カードが車掌より配られる。 地球の歩き方によると「入出国カードはロシア語のみで書かれたパスポート4倍大の紙片」とされているが、今年の4月くらいに変更され、英語表記でサイズも小さくなっていた。


パスポートコントロールでは、入出国カードの半分が切り取られ、ビザに入国印が押される。 バスでロシア入国する場合はパスポートコントロールが厳しい場合があるようだが、鉄道の場合はすぐにスタンプを押してもらえる。なんだか拍子抜け。


ロシア入国すると、車内でロシア・ルーブルへの両替ワゴンサービスがある。 ロシア・ルーブルは日本では両替できないので、ここで両替しておくのをお勧めする。 (あんまりレートは良くないけど)
私の場合、駅周辺の銀行で両替すればいいや、と思ってスルーしていたら銀行を探すのに結構苦労した・・・。

列車はサンクトペテルブルグ・フィンランド駅に到着。 (地球の歩き方では、シベリウス号はラドーガ駅に到着する、と記載されていますが誤りです。 実際はフィンランド駅に到着します)
駅到着時には騒がしい音楽が出迎えてくれる。旧共産圏っぽい音楽・・・。


駅の出口は列車の進行方向に歩いていって右側。 自動改札っぽい出口があるが、駅員のいる改札のところでフィンランドからの切符を見せれば出してくれる。最初、出口がわからず、かなり戸惑った。
出口を左に曲がって、さらに左に曲がると地下鉄プローシャチ・レーニナ駅がある。
地下鉄の切符はロシアルーブルでしか購入できないので、両替するための銀行を探す・・・がなかなか見つからない。 10分くらい探すと、駅前の公園の左側にひっそりと両替表示をしている銀行を発見。場所が分かりにくすぎ・・・。

ようやくメトロで切符を購入し、地下鉄のホームへ。 ロシアの地下鉄は非常に深い。2分くらいエスカレータに乗ってようやくホームにたどり着く。


地下鉄で予約していたユースホステルオールシーズンズ(ALL SEASOLS)の最寄駅パールク・ポベードゥイに向かう。 今回の旅行用のロシアビザは、このユースホステルにて取得した。


ユースホステルにチェックインし、滞在登録(レギストラーツィア)を行う。 レギストラーツィアは30分ほどで完了。ロシア滞在予定期間いっぱいの登録をしてもらえる。
ユースホステルの部屋は4人部屋。ロシア人の団体旅行者で他の部屋もほぼ満室だった。
ベッドに荷物を置き、再び地下鉄へ。パールク・ポベードゥイ駅のホームは他の駅に比べると質素な造り。


まずはエルミタージュ美術館の近くのネフスキー・プロスペクト駅に行ってみる。
地下鉄から地上に出るとすぐ前にカザン聖堂がある。


ネフスキー大通りをエルミタージュ美術館の方へ歩いていく。
モイカ川は観光客をたくさん乗せたクルーザで賑わっていた。


曇天だったが、途中で雨が降り出す。 ネフスキー大通りのカフェで雨宿りするが、なかなか止みそうにない。
少し小雨になったところでエルミタージュを目指す。
雨の中のエルミタージュ美術館はすでに閉館していた・・・残念。明日また来よう。


宮殿橋を渡り、ファシリエフスキー島に渡る。 島の岬にあるロストラの燈台柱。「ロストラ」とは船首の部位を意味するらしい。


さらに証券取引所橋を渡り、ペトロパヴロフスク要塞に行ってみる。 ネヴァ川沿いに城壁の外を歩くことができる。


ペトロパヴロフスク要塞の中には、ピョートル大帝像がある。 ピョートル大帝はサンクトペテルブルグを建都した最強の大帝。
大帝像は子供たちに大人気。


要塞を後にし、アレクサンドロフスキー公園へ。


公園の中にあるゴールコフスカヤ駅よりメトロに乗り、ユースホステルに戻る。 3日目へ続く
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