北欧旅行記 :: 11日目 (2003/7/10 Thu)

沿岸急行船ヒュッティルウテンの旅 (Tromso → Hammerfest → Honningsvag by Hurtigruten)

昨晩も最上階のデッキのソファーで夜を明かす。
今日で沿岸急行船ヒュッティルウテンでの旅も最終日。3日間だけだったけど優雅な船旅を過ごすことができた。 ありがとう、『MS FINNMARKEN』。

昼ごろ、沿岸急行船での目的地であるホニングスヴォーグに到着。『MS FINNMARKEN』に別れを告げ、 この街からノールカップ(NordKapp)を目指す。


まず、ツーリストインフォへ行き、予約していたコテージまでの行き方を尋ねる。
コテージの名前がはっきりしなかったので、電話番号を示すとコテージに電話してくれ非常に丁寧に対応してくれた。
どのバスに乗り、行き先をどのように言えば良いのかまで紙に書いてくれた。
バスの時間まであまり余裕がなかったのでバス停へ。バス停が分からず迷っているとおばあちゃんが教えてくれた。
バスはミニバスで乗客は地元の人がほとんど。なごやかな雰囲気の中、どこから来たんだ、とか、どこに泊まる予定なんだ、 とか色々と聞いてくる年配の人々と一緒にバスは進む。
本当にこの国の人々は親切な人が多い。

コテージ(Nordkapp Caravan & Camping)到着。周囲は本当に人工物のない世界。


スカルスヴォーグ(Skarsvag)まで約1.5kmというので歩いて行ってみる。小さな漁村。何にもない。


近くの丘に登っている人がいたので、私も登ってみる。
頂上であたりを見回すとノールカップが見える。先端の尖った突起部分が目印。


スカルスヴォーグの方を振り返ってみる。本当に小さな漁村。


コテージに戻る途中のキャンプ場併設の簡易レストランで遅い昼食を食べて休憩。
食事を摂って元気が出たところで、コテージを通り過ぎ、ノールカップへ続く道路を2時間近くひたすら歩いてみる。
コテージに居ても一人だけで暇だし。。。
本当の最北端というクニブシュロデン(Knivskjelodden)に行こうかと思ったけれど天気が悪くなって途中で断念。 というか、天気が良くても歩ける距離ではないことに途中で気付いた。バスで途中まで行かないと無理。
歩いている途中ですれ違った人は一人だけ。普通に歩く場所ではないらしい。自転車の人もいた。

コテージへ戻る途中、トナカイ(!)に出会う。


近づいても全然逃げないし、普通に道路を歩いていた。マーゲロイ島にいるトナカイは野生ではなく、全て所有者が いるらしい。耳にタグのようなものをつけていた。


お土産物屋さんの近くにあった伝統的なサーメのの家。


囲いの中にいる多数のトナカイ。


本格的に天候が悪くなってきたのでコテージに帰って夕食を食べて次の日に備える。
明日はいよいよノールカップへ到達の予定。

→ 12日目へ続く

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