XML Memo

SGML や XML のそもそもの目的は、電子文書の互換性を持たせるための規格。
SGML (Standard Generalized Markup Language) は1986年に制定され、「文書内容」と 「表示や印刷に必要なフォーマッティング情報」を分離した。
この分離という作業が画期的。
しかしながら、SGML は仕様が複雑すぎて使いものにならなかった(HTML は SGML の 非常にシンプルな派生物)。

SGML の (複雑すぎるという) 失敗を踏まえて生まれたのが XML (eXtensible Markup Language)。


XML 文書の構成

XML 文書を構成するもの

  • XML 宣言
  • DTD (Document Type Definition:文書型定義)
  • XML データ (XML インスタンス)

整形式 XML, 検証済み XML

  • 整形式 XML 文書 (well-frmed XML):DTD がないもの
  • 検証済み XML 文書 (valid XML):XML 宣言、DTD、XML データが全てあるもの

XML 文書の表示

次の二つが必要。

  • XML パーサ:XML 文書を検証、XML 文書を別のアプリケーションで利用可能な形に 変換するもの。
  • スタイル言語:XML のレイアウト情報を提供するもの (XML はデータ構造しか記述しない)。 おもなスタイル言語は CSS (Cascading Style Sheet), XSL (eXtensible Style Language)。

XML 宣言

  • XML バージョン
  • 文字コード

例:

<?xml version="1.0" encodint="EUC-JP" ?>

ルート要素

1文章に1つだけある要素。
ルート要素の初めからルート要素の終わりまでが1つのXMLデータ。
駄目な例(ルート要素が2つある):

<section>France</section>
<subsection>Paris</subsection>

OKな例:

<chapter>
  <section>France</section>
  <subsection>Paris</subsection>
</chapter>

階層構造

  • 兄弟関係
  • <chapter>
      <section>France</section>
      <section>Japon</section>
    </chapter>
    
  • 親子関係
  • <chapter>
      <section>France
        <subsection>Paris</section>
      </section>
    </chapter>
    

属性

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