ユーザ・グループの管理

Vine Linux におけるユーザ・グループの管理についての基本的なメモ。

::目次::

1.ユーザの管理
2.グループの管理
3.その他
4.グループで共有するディレクトリの作成

ユーザの管理

  • ユーザの追加 useradd
    # /usr/sbin/useradd -g グループ名 ユーザ名
    
    グループ名を省略するとユーザ名と同じグループが作成される。
  • ユーザ情報の変更 usermod
    例) ユーザ名の変更:
    # /usr/sbin/usermod -l 新ユーザ名 旧ユーザ名
    
  • ユーザの削除 userdel
    # /usr/sbin/userdel -r ユーザ名
    
    -r オプションをつけるとユーザのホームディレクトリもあわせて削除する。
  • 一時的なユーザのロック
    ロックをかける
    # passwd -l ユーザ名
    ロックをはずす
    # passwd -u ユーザ名
    
  • ログイン不可のユーザアカウントを作成
    # /usr/sbin/useradd -s /bin/false ユーザ名
    
  • ホームディレクトリ無しのユーザアカウントを作成
    # /usr/sbin/useradd -d /dev/null ユーザ名
    
  • 新規ユーザのデフォルト設定
    /etc/skel ディレクトリ以下
    

グループの管理

  • グループの新規作成 groupadd
    # /usr/sbin/groupadd グループ名
    
  • 作成済みユーザのグループ変更 usermod
    # /usr/sbin/usermod -g 新グループ名 ユーザ名
    
    -G オプションにすると、複数のグループを指定することができる。
    # /usr/sbin/usermod -G グループ1,グループ2,… ユーザ名
    
  • グループ情報の変更 groupmod
    例) グループ名の変更:
    # /usr/sbin/groupmod -n 新グループ名 旧グループ名
    
  • グループの削除 groupdel
    # /usr/sbin/groupdel グループ名
    
  • グループファイル(/etc/group)のチェック grpck
    # /usr/sbin/grpck
    
    何も表示されなければOK。

その他

  • ユーザの情報を表示 id
    $ id ユーザ名
    
  • 最近ログインしたユーザを調べる
    $ last
    
  • 最後にユーザがログインしたときの情報を見る
    $ lastlog
    
  • ログイン中のユーザを調べる
    $ finger
    
    $ who
    
    $ w
    

グループで共有するディレクトリの作成

実用的な例として、グループで共有するディレクトリの作成方法について説明します。
グループで共有するディレクトリを /home/hoge として作成し、project グループに所属するユーザであれば、誰でも読み書きできるようにする場合:

# mkdir /home/hoge
# chgrp project /home/hoge ← /home/hoge の所属グループを project とする。
# chmod 2770 /home/hoge ← SGID ビットを立てる。オプションは g+s でもよい。

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