イノベーション / Innovation

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イノベーションの定義 The Definition of "Innovation"

経済学者シュムペーター (Joseph A. Schumpeter) が作った言葉。
多くの人が誤解しているが、イノベーションは技術革新ではない。
「いかに新しい価値(未来価値)を作り出すか」、が大事(例えば、蒸気機関車は単なる発明。線路を引いてネットワークが作られてこそはじめてイノベーションとなる。新しい移動手段としての価値が出る)。
そして、新しい価値と現在の価値との差をとって利潤を得ようとする行為こそがシュムペーターの新結合(= 創造的破壊 = イノベーション)。
その新結合を遂行するのが企業家(= アントレプレナー、アントルプルヌール entrepreneur)。


ネットワーク外部性

ネットワークに参加するメンバーの数が多くなるほど、参加メンバーの効用が増加すること(勝ち組がますます勝ちやすくなる理論)。

  • 直接効果:例)電話機は多数の人が持ってはじめて便利な道具となる。その効果はユーザ数の2乗に比例(通信チャネルの数はユーザ数をnとするとn(n-1)/2であり、nが大きくなれば、2乗に比例する)。
  • 間接効果:例)OSとアプリケーションソフトの間の正帰還。互いに補完関係にある製品の間に起こる効果。他者が自分と同じOSを購入すれば、自分の持っているOS向けのアプリケーションソフトが増え、自分のもっているOSの価値が増す、みたいな。この効果は一つの製品で完結せず、補完してくれる製品を必要とする

「この指とまれ」モデル

ネットワーク外部性を活用する開発モデル(Linux とか)。
開発においてオープンに方針を提案する(アイデアを公開)。
研究開発 = マーケティング = 囲い込み
クロスライセンスな特許
発売時には、既にマーケティングが終了している。
つまり,タテからヨコへ.
クローズドな垂直統合構造からオープンな多層水平展開構造へ。
そのための技術としての XML。


参考

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