F-PROT Antivirus Memo

フリーのアンチウィルスソフトとして Linux でも簡単に使える F-PROT Antivirus をVinelinuxにインストールするためのメモ。

F-PROT Antivirusは個人使用に限ってフリーでの使用可。
Linux 用のアンチウィルスソフトとしては、CUI ライクなものが主だが、このソフトはフロントエンドという形で GUI で使用することが可能。

::目次::

F-prot Antivirus のインストール
XFPROT のインストール
update した際にエラーが出る場合の対処法
使い方
参考

F-PROT Antivirusのインストール

ここ から rpm パッケージ (fp-linux-ws.rpm) を取ってくる。
DLするために登録が必要。
インストールは問題なくできる。


XFPROT のインストール

F-PROT を GUI で使うためのソフト。
最新版は xfprot-1.1.tar.gz だが、私の環境ではインストールできなかったので、古いバージョンをとってくる(xfprot-0.19b.tar.gz)。
その場合、XSTEP というライブラリーを XSTEP のサイト から取ってくる。
つまり、必要なファイルは

xstep-3.5.1.tar.gz
xfprot-0.19b.tar.gz

の二つ。
普通に ./configure & make が通るので、順にインストールすればOK。


update した際にエラーが出る場合の対処法

ウィルス定義ファイルをアップデートするためには、

/usr/local/f-prot/tools/check-updates.pl
あるいは
/usr/local/f-prot/check-updates.sh

をルート権限で実行すれば良いが、Vine 2.6 のデフォルトの場合、次のようなエラーで止まってしまう。

Error: Unable to include perl module: 'HTTP::Request'.
Please install this module and try re-running this script.
(Hint: man CPAN)
Fatal error. Exiting...

perl のライブラリーが足りないためのエラーなので、Vine Plus から次のファイルを取ってくる。

perl-HTML-Parser-3.26-14vl2.i386.rpm
perl-HTML-Tagset-3.03-25vl2.noarch.rpm
perl-MIME-Base64-2.12-0vl2.i386.rpm
perl-URI-1.18-0vl1.noarch.rpm
perl-libnet-1.11-0vl1.noarch.rpm
perl-libwww-perl-5.63-0vl1.noarch.rpm

これらを全てインストールすればOK。

XFPROT の Update ボタンを押したときに警告が出るが、普通にアップデートは可能。
単に、check-updates.pl の方を使えと言っているだけなので、気になる人は /usr/local/xfprot/update.sh を書き換えればよい(必須ではない)。

アップデートをかけて

***************************************
* F-Prot Antivirus Updater            *
***************************************
There's a new version of:
"Document/Office/Macro viruses" signatures on the web.
Starting to download...
Download completed.
Preparing to install Document/Office/Macro viruses signatures.
Document/Office/Macro viruses signatures have successfully been installed.
**********************************
* Update completed successfully. *
**********************************

こんな感じになれば成功。


使い方

ウィルスを検知したいディレクトリを / とすると、

# f-prot /

とするだけ。 xfprot のディレクトリ中に、EICAR_Test_File というウィルスが検知されるが、 これはテスト用の無害なウィルスなので気にしなくても良い。
もちろん削除しても何の問題もない。

定期的にウィルス定義ファイルを自動更新したい場合は、crontab に

/usr/local/f-prot/tools/check-updates.pl 

を追加すれば良い。


参考

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